屋根のリフォームの費用は?時期の目安・工事の種類・注意点を紹介
日々雨風にさらされている屋根は、知らず知らずのうちに劣化が進んでいることもあり、定期的にリフォーム(葺き替え)工事を行う必要があります。
今回は、屋根のリフォームの種類や費用、時期の目安、知っておきたい注意点などを紹介します。
屋根のリフォーム時期の目安とは?
普通に生活していると、屋根が今どんな状態であるのか確認するのは難しいと思います。屋根リフォームの目安としては、一般的な「瓦屋根」の場合20~60年、近年多い、瓦を使わない「ストレート屋根」の場合10~35年が交換・メンテナンスの周期と言われています。それ以上を過ぎると、雨漏りや瓦割れ、劣化によって屋根の一部が落下する危険もあるため注意が必要です。
屋根リフォームの工事の種類と費用
一般的な屋根リフォームの種類と費用を紹介します。
屋根塗装
屋根としての役割に劣化は見られないものの、色褪せや塗装剥がれがある場合は屋根の塗装工事を行うのがおすすめです。
塗料を塗るだけのシンプルな工事のため、費用も10万~50万円程度と比較的安く抑えることが可能です。
カバー工法
既存の屋根に新しい屋根材を重ねる方法です。
屋根の解体を行う必要がないため、コストを抑えることが可能です。ただ、ストレートタイプの屋根にしか施すことができない方法のため、住宅によってはカバー工法での工事ができない場合もあります。費用相場は70万~100万円程度です。
葺き替え工事
既存の屋根を解体して新しい屋根を設置する方法です。
瓦屋根やストレート屋根など、どんな屋根でも行える方法ですが、解体費や撤去した屋根の処分費用などがかかってきます。費用相場は120万~200万円程度で、瓦屋根の方が瓦代の関係で高額になる場合が多いです。
屋根リフォームの注意点は2つ
屋根のリフォームに関する注意点を2つ紹介します。
雨漏りは部分補修で解決する場合もある
もし、雨漏りが原因で屋根のリフォームを考えているなら、雨漏り部分の補修工事だけで解決する場合もあります。屋根全体をつくり変えるよりもコストをぐんと抑えることもできるため、屋根のリフォームと合わせて部分補修も検討してみることをおすすめします。
リフォームに最適な時期を選ぶ
屋根の破損で生活に支障をきたしている場合は別として、急ぎではない工事の際は時期を選ぶことも大切です。
例えば、暑い夏や寒い冬は塗料が硬化する際にひび割れを引き起こしてしまうことがあります。また、台風シーズンは大雨などで作業がストップしてしまうこともあるため、屋根のリフォームには不向きな時期と言われています。
業者さんとよく相談して、作業効率がよく仕上がりにも影響しない最適な時期を選ぶようにしましょう。
屋根リフォームで快適に住み続けられる我が家を手に入れませんか?
屋根のリフォームの時期の目安や種類、費用、注意点を紹介しました。屋根は定期的なメンテナンスが必要ですし、工事の種類によって費用が変わります。しかし、屋根のトラブルは部分補修で解決する場合もあります。業者さんとよく相談して、住宅や希望に合ったリフォーム方法を選ぶようにしましょう。