ペットが過ごしやすい床材とは?歩きやすい・消臭効果など4つのポイント
毛に覆われた手足を持つペットにとって、フローリングなどのおしゃれな床は結構歩きづらいものです。手足に余計な負担がかかってしまいますし、ツルツル滑ってケガの原因になることもあります。ここでは、ペットが歩きやすい床材の種類や特徴を解説します。また、滑りにくさだけでなく、消臭効果もある床材なども紹介します。
ペットに合った床材を選ぶ4つのポイント
まずは、犬猫などのペットに合った床材を選ぶポイントをチェックしていきましょう。
足腰に優しい素材
ペットのための床材は、足腰に優しい素材であることが何より大切です。表面がツルツルしている素材は滑ってしまい歩きにくいですし、硬すぎる素材はジャンプをして飛び降りたときに足を痛めてしまうことがあります。ペットのケガを防ぐためにも、表面が滑りにくい、クッション性のある床材が理想的です。
お手入れがしやすい
ペットを飼っていると、換毛期に毛がたくさん抜ける、お皿の水をこぼしてしまう、粗相をしてしまうなど、床が汚れることも多くなりますよね。ペットのための床材は、お手入れのしやすさも大切です。水が染みこみにくい撥水加工がされている、凹凸が少なく掃除機がかけやすいなど、サッとお手入れできる床材を選びましょう。
消臭効果がある
最近では、ペットのいる家庭用に消臭効果が施された床材もたくさん販売されています。床材を張り替えるだけで、ペットの匂いを抑えてペットも飼い主も快適に過ごせるようになりますよ。
キズがつきにくい
どんなに小型の犬猫でも、フローリングに爪の跡がついてしまうことがあります。表面強化加工が施された床材なら、ペットの爪によるキズができにくくなります。
ペットに最適な床材の種類
ペットの足腰にも優しい床材の種類を3つ紹介します。
クッションフロア
ビニール製でクッション性のあるシートタイプの床材です。今ある床にシートを乗せるだけなので、簡単に張り替えが可能です。ビニールでできているので水拭きができ、汚れにも強いですし、程よい弾力があり、ペットが走ったりジャンプしたりした際にも足腰に負担がかかりにくいです。デザインのバリエーションも豊富で、木のフローリングのようなものもあれば、レトロタイルのようなお洒落なデザインのものもあります。
タイルカーペット
カーペットの生地をタイル状にカットした床材です。ホームセンターなどでも販売されており、床にピタッとくっつく吸着性があるのでペットがたくさん動いてもズレにくいです。汚れた部分だけ剥がして洗えるので、常に清潔な状態をキープできます。毛が短いものが多いので、爪が引っかかる心配もありません。
フロアタイル
欧米などで一般的なフロアタイルは、粘土で作られた石のような床材です。表面にしっかりとした凹凸があるので滑り止めの効果が高いです。しかし、土足文化のない日本では、フロアタイルに張り替える人は少ないようです。もし使うのであれば、玄関の床材として使用すると良いかもしれません。
部分的ならフロアシートやマットという方法もある
リビングなどの床材を全て張り替えるのではなく、ペットが歩くところだけ部分的にシートやマットを置くという方法もあります。部分的に置くだけなので、費用を安く抑えることができます。先ほど紹介したタイルカーペットも、部分利用が可能です。
一緒に暮らす家族のために最適な床材を選びましょう
ペットに最適な床材の選び方、種類を紹介しました。床の張替えは、プロにお願いすると仕上がりがキレイですが、ホームセンターなどで販売されているフロアシートを自分で張る方法もあります。部屋の広さや間取りによっては、素人では難しい場合もあるので、状況や予算に応じて適切な床材・やり方を選ぶようにしましょう。