室内引き戸リフォームの種類とポイントを詳しく解説
バリアフリーや家の空間を広くしたいと考える方は少なくないと思います。そこでおすすめしたいのが、既存のドアを引き戸に替えることです。引き戸にすると今までなかった開放感や、開け閉めの快適さを実感できますよ。
今回は、あると便利で快適な引き戸のリフォームについて解説します。
室内引き戸の種類とリフォームの仕方
引き戸にはいくつかの種類がありそれぞれリフォーム方法が異なるので、種類別に解説します。
片引き戸リフォーム
片引き戸は最も一般的な引き戸で、一枚の戸を左右に動かします。今あるドア枠からのリフォームの場合、比較的簡単な工事で済み費用も安く済むことが多いでしょう。既存のドアの枠が流用不可能の場合は解体する必要があり、費用が高くなってしまう場合もあります。
引き込み戸リフォーム
引き込み戸に変更するには、開いた状態の戸をしまうための「戸袋」を造るため改修工事をします。それと同時に壁の解体も行うので大規模工事になりやすく、費用も高くなる傾向があります。
引き違い戸リフォーム
引き違い戸は複数の戸をスライドして開け閉めするタイプです。今あるドア枠を活かしたり戸だけの交換では済まない場合、間口をより拡張するために壁の解体工事を行うことが多いでしょう。よって、工事費用は高くなりやすい傾向があります。
ドアから引き戸にするリフォーム
形状の違うドアを引き戸に変更する場合は、壁の工事が必要になることが多くなります。さらに、間口をもっと拡張したり補強のための工事をする場合もあります。
今ある戸の種類によって費用や規模が異なるので、事前にしっかりと見積もりをチェックするようにしましょう。
引き戸リフォームで抑えたいポイント
引き戸リフォームの目的で多いのは、バリアフリーの空間にすることです。そこでより快適なバリアフリーを目指すなら、車椅子が通れる幅850mm程度を確保するのがおすすめです。今車椅子を利用している家族がいるご家庭はもちろんのこと、将来を考えて広めに幅を確保しておくと安心です。
また、引き戸はさまざまな種類があり特徴が異なります。失敗しないリフォームをするためにも、リフォームの目的を明確にし設置場所に応じた引き戸を選択することが大切です。プロのリフォーム業者によく相談をして、納得がいく引き戸を設置してくださいね。
室内のドアを引き戸にして快適空間をつくろう
引き戸にはご紹介したタイプ以外にも種類があり、それぞれ構造が異なるので費用も違ってきます。費用が高いということは、工期が長いということも頭に入れて計画することが重要です。
また、バリアフリーを目指すなら車椅子が通れる幅を確保しましょう。先々を考えながらゆとりをもった構造にすることで、快適な空間を維持できますよ。
目的やリフォームしたい場所に適した引き戸にするには、プロであるリフォーム業者によく相談しながら決めるのがおすすめです。納得のいく引き戸の種類、費用、工期を目指して、快適な室内空間を長く維持できるようにしましょう。