水廻りリフォームチェック
◆寒い冬に向けて備えるための水廻りリフォームをチェック
寒い冬に向けて…少し気が早い気がしますね…
しかし、まもなくやって来る「秋」はリフォームを行うのに
もってこいの季節だと言われています。
本格的な冬が来る前に、水廻りの気になる部分は
「秋」のうちにリフォームしておきましょう。
今回は「秋」にリフォームがおススメな理由と、
寒さの厳しい冬を快適に過ごすための水廻りリフォームについてご紹介します。
◆リフォームは秋の時期がおススメ
なぜ秋の時期がリフォームにもってこいと言われているのかというと、
それは外気温が大きく関係しています。
リフォーム中は換気のため窓を開けたり、搬入のためドアを開閉する機会が多く、
気温が高い夏や気温が低い冬は外気温の影響を受けることで
ストレスを感じやすくなってしまいます。
しかし、気温の丁度良い秋は窓やドアの開閉が多くてもストレスが少なく、
職人も作業がしやすいため、リフォームにおススメの季節となっています。
◆冬に向けたリフォームのポイント
秋に検討したい冬に向けて備えたいリフォームのポイントを見ていきましょう。
・ヒートショック対策
寒さの厳しい冬は急激な温度差によって起こるヒートショックへの対策が必要です。
大きく血圧が上昇・下降するヒートショックは特に65歳以上の高齢者が起こしやすく、
脳梗塞や脳出血、心筋梗塞などに繋がり最悪の場合死に至る可能性もある症状です。
ヒートショックでの年間の死亡者数は、交通事故の死亡者数よりはるかに多いと言われています。
・カビ対策
乾燥しがちな冬ですが、水廻りではカビが発生しやすいためカビ対策もしっかりと行いましょう。
冬にカビが多いのもまた外気との温度差が原因です。
正確には温度差によって発生する結露がカビの原因となります。
冷えやすい浴室ではお湯を出すことで急激に温度が上昇し、
外気との温度差が生まれて結露が発生します。
そしてその結露を放置することでカビが発生してしまうのです。
◆冬に向けたおススメ水廻りリフォーム
ではヒートショック対策やカビ対策になる冬におススメのリフォームを具体的に紹介していきます。
・浴室暖房の取り付け
浴室に暖房機能を追加することで入浴前に冷えた浴室を暖めることができます。
浴室を事前に暖めておけば、入浴時の冷えを防止することができ、
ヒートショックへの対策にも効果的です。
また、急激な温度の上昇を防ぐことができるという点から結露の防止、
カビの防止にも役立つと考えられるでしょう。
浴室暖房があれば冬の乾きにくい洗濯物をすぐに乾かすことも可能です。
・窓の断熱リフォーム
水廻りに窓がある場合は窓から入ってくる冷気を防ぐための断熱リフォームもおすすめです。
窓の断熱リフォームには既存の窓に追加で内窓を設けたり、
既存の窓のガラスを複層ガラスに変更するなどの方法があります。
これらのリフォームは断熱効果の向上と結露の予防だけでなく、
防犯対策になったり防音効果が高まるなど他にも複数のメリットが見られます。
・壁や床の断熱リフォーム
費用は高くついてしまいますが、より暖かい家にしたい場合や徹底的に対策したいという場合は
壁や床、天井などの断熱リフォームを行うと良いでしょう。
断熱リフォームには建物全体を断熱材で覆う外断熱工法と
壁や床の内側に断熱材を詰める内断熱工法の2種類があります。
壁や床の断熱リフォームを行えば、浴室暖房などの暖房機器はもちろん、夏のクーラーも効きやすくなるため光熱費の削減にも役立ちます。
・防カビ塗装/防カビコーティング
断熱リフォームで結露を防止することはカビ対策に効果的ではありますが、
水廻りは湿気が多いためそれだけでは不十分な場合もあります。
そんな場合は防カビ塗装やコーティングを施すリフォームがおすすめです。
防カビ塗装やコーティングを行えば、湿気が多くカビの発生しやすい水廻りでも
発生や繁殖を抑制することができる上、カビ以外の汚れ防止にも効果的なため
清潔な状態に保つことが可能です。
◆本格的な冬を迎える前にリフォームで水廻り対策を
リフォームに適した秋の季節。
外気温の影響を受けやすい水廻りは冬になると急激に冷え込み、
ヒートショックやカビの原因となる場所です。
ヒートショックの被害やカビの発生を抑えるには、
気温のちょうど良い秋の時期に冬に向けたリフォームを行うのがおすすめ。
本格的な冬を迎える前に断熱リフォームやカビ対策リフォームを行なって
冬の水廻りを快適な空間にしましょう。