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襖のリフォームについて簡単な方法2つと本格的な方法を3つ紹介します!

「襖のリフォームってどんなことができるの?」と思う方もいるでしょう。また、襖のリフォームと聞いた方の中には、本格的な工事を思い浮かべる方もいるかもしれません。今回は、簡単な方法2つと、業者にお願いするような本格的な方法を3つ紹介します。

襖の簡単リフォームは2種類

「襖のリフォームをしたいけれど、工事をするような本格的なのはちょっと…」と思う方もいるでしょう。そこで、工事するところまではいかないけれど、変更することで部屋の雰囲気が変わる方法をご紹介します。

新しい襖に交換する

誰でも思いつく一番簡単な方法は、まるごと新しい襖に交換する方法です。そうはいっても、どこにも不具合がないのに襖を新調するのはためらわれるかもしれません。

しかし、次のような場合は張り替えるだけでなく新しい襖に入れ替えた方が開け閉めの操作や見た目的にもよくなります。

枠の歪みや反りなどがある

カビが生えている

張り替えができない襖である(段ボール襖・発泡スチロール襖)

段ボール襖や発泡スチロール襖は張り替えではなく使い捨て前提のため、無理に張り替えると反りや曲がり、美しくない仕上がりの原因になります。ただし、業者の中には対応しているところもありますので、どうしても張り替えがよい場合は、専門の業者に依頼しましょう。

襖紙や壁紙ひとつで部屋の雰囲気を変更する

襖は、柄の選び方次第で部屋の雰囲気を大きく変えられます。そのため、選ぶ襖紙や壁紙の柄を和・洋のどちらにするか、色合いはどうするかで部屋の趣が違ってくるでしょう。

襖紙の素材は大きく分けて和紙と織物の2種類、壁紙はビニールや樹脂、洋紙、綿や麻などさまざまな種類があります。

襖紙を張り替えるタイミングは、次の4つが挙げられます。

シミ・汚れ・破れ・色褪せがある

襖紙にシワやたるみが見られる

襖紙の使用年数が10年以上である

襖紙にカビが生えている

もし、DIYにするなら、襖タイプの確認が必要です。木枠を外せるものは、従来の糊タイプやアイロンタイプが使えます。外せないタイプには、シールタイプが向いているでしょう。

本格的な襖リフォームとは

時が経てば襖を少しだけ変更して部屋の雰囲気を違うものにするだけでなく、完全に違うものにしてしまいたいときもあるでしょう。こちらでは、襖ではなく扉や構造自体を変える方法を3つご紹介します。

洋風な引き戸や開き戸に変える

襖を引き戸や開き戸にリフォームするときに、どのような種類や方法があるかをご紹介します。

<引き戸>

枠ごと変更するタイプと、サイズが合った引き戸に交換するだけのタイプがある

・裏表同じ洋風デザインにする

通常の透けないタイプと擦りガラスが施されたタイプがある

・和洋に馴染むデザインにする

アルミの框やフレーム・障子・樹脂パネルなどを組み合わせたタイプなどがある

・表に和柄裏に洋柄という風に違うデザインにする

<開き戸>

襖とは開き方が異なるため枠や壁の工事が必要となり、費用がかさんだり、専門知識が必要になる

押し入れの襖をクローゼット扉にする

押し入れの襖をクローゼット扉にする場合、 折れ戸 ・引き戸 ・開き戸 から選択できます。3つの中で最も選ばれやすいのは折れ戸です。

折れ戸は、通常の開き戸に比べ「開閉時に省スペースでよい」、引き戸と違い「フルオープンも可能」という利点が挙げられます。また、押し入れの襖枠をそのままを利用して折れ戸に変更する商品もあるため、それを選べば工事負担が少なくて済むでしょう。

襖をはずして壁にリフォームする

襖紙や戸の様式を変えて部屋の雰囲気を違うものにするだけでなく、戸自体を失くしてしまうリフォームもあります。こちらのリフォームは、日本に昔からある襖で隔てただけの二間続きの和室を完全分離するときに多く使われる方法です。

襖をはずして壁を作るだけなら、1日くらいの工事ですみます。

好みやライフスタイルに合った襖のリフォームを見つけよう

一口に「襖のリフォーム」といっても、自分でできそうなものから業者に依頼しないといけないものまでいろいろあります。部屋の雰囲気を変えるだけなら、襖紙や壁紙を自分で張り替えるという方法もあるでしょう。

しかし、戸の様式変更や壁の設置という話になれば自分では無理な部分が多くなります。そこでまずは、自分の好みやライフタイルのことを考えましょう。その上で、壁紙を買ってくるだけでよいのか、サイズが合った戸を発注して自分で設置すればよいのか、すべてを業者に依頼するべきかなどを吟味してどのリフォーム方法にするかを決めてみてください。